2009年7月11日 (土)

何を教える?

おおかたの先生は、私のすることは『パソコンを教える』ことだと思っておられます。
見たところそうなっていますが、それでいいのでしょうか。第一、『パソコンを教える』って、どういうことでしょうか。

1年生の初めの授業では、私は子どもたちに、
「パソコンはいろんなことができます。このことをわかって、自分で使い方が見つけられるようになるための時間が、パソコンの時間です」
と言います。
高学年で情報モラルについて話しをするときは、
「パソコンはいろんなことができます。どう使うか決めるのは、みんなです。学校の勉強はすべて、どう使うか決められるようになる人間になるためです。」
みたいなことを言います。

電気製品の中では、唯一用途が一通りでないのがパソコンです。子どもたちに「パソコンて何?」と聞くと、ほとんどどの学年でも、最初に出てくるのが「調べる」です。パソコンとインターネットが切り離せない関係にあることがよくわかります。「情報」を扱う道具、何らかのコミュニケーションの道具なのです。

極端な話、パソコンを操作することを教えると、無防備で世界に飛び出していくことに繋がってしまいます。やっとよちよち歩きができた幼子(おさなご)が、往来に踏み出しているのを、何もせずに傍観しているだけ、という状況に似ています。
私はパソコンを教えることを通して、コミュニケーションの力や、モラルといった、相手意識が身につくようにしたい。往来を歩けるだけの知識(交通法規)と、危険を避けることのできる判断力と敏捷性、体力を身につけさせたい。

この頃では、授業の始めや終わりの挨拶の仕方にもケチをつけ、小うるさいおばさんになりつつあります。

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2009年7月 5日 (日)

明日の日付

Vistaを使っています。
エクスプローラ(コンピュータ)の画面で、写真のフォルダは、だいたい日付でグループ化して表示していますが、今日おもしろいものを見つけてしまいました。

「新しいフォルダ」を作ったら、グループの名前が「明日」になりました。これって、どういう意味でしょうね。作られた日付は、パソコンの日付(タスクバー)より、約20時間20分先です。

アプリケーションによって、時々先の日付が付くことがありますが、タスクバーの日付は合っているので、謎です。
日付を表示したとき、明日の日付になるのはわかるのですが、「明日」という文字はどこから出てくるのか?あり得ない日付なのに、よく表示しますね。

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2009年7月 3日 (金)

ブラボー!! 2007

とかく使いにくい、馴染みにくい、と評判の悪い(か?) Microsoft Office2007 ですが、先日大発見しました。

写真を型抜きして挿入する場合、これまでの2003では、オートシェイプで好きな形を作り、その「塗りつぶし効果」で「図」を選んで、入れたい写真を決め、さらに、そこのウィンドウにある「縦横比を固定」にチェックを入れて初めて、「正しい」写真を型抜きして挿入することができました。

Office2007 になって、同じことをしようとすると、エクセルではこの「塗りつぶし効果」の「図」に「縦横比を固定」がありません。あれこれやってみましたが、どうも以前の2003のように、簡単に「正しい」写真を切り抜くことができませんでした。ワードでは、2003と同じ機能があって、ワードで作ってエクセルにコピペ、という姑息な手を使って挿入したりしていましたが、実は、そんな手間はかけなくて大丈夫でした。

Office2007 (ワードでもエクセルでもパワーポイントでも)では、先に写真を挿入します。その後で、リボンにある「図の形状」を選ぶと、好きな形に型抜きができます。型抜きする前でも後でも、図ツールの書式リボンでトリミングができます。元が写真なので、角のハンドルを動かせば縦横比は必ず固定され大きさの変更ができます。「図の枠線」や、「図の効果」を選ぶと、いろいろな加工もできます。
オートシェイプに挿入した図であれば、角のハンドルでも、縦横比が自由、つまり、縦横比は崩れます。

「圧縮」すると、トリミング部分を削除できますが、写真の型抜きは、元の四角に戻すことができます。

ただ、いつも思うのですが、どうしてワード・エクセル・パワーポイントで、同じ機能のはずなのに微妙に操作や、画面表示が違っているのでしょうね。
この場合は、ワードでは、型抜きした形に黄色いハンドルがありません。また、矢印の形などでは、ワードのオートシェイプは黄色いハンドルが一つなのに比べ、同じ矢印でも、エクセルやパワーポイントでは二つです。一つで用が足りるのにねぇ。

とにかく、Office2003では、塗りつぶしの基準が左上の角に固定されていたため、写真の好きな位置を型抜きするためには、あらかじめ元の写真を加工(図形に合わせてうまく表示できるようにトリミング)しておかなくてはならなかったところが、2007では、写真が元になっているので、挿入後にトリミングすればどこでも好きな位置で好きな形に型抜きすることができ、たいへん融通が利くようになっています。

実は、私は元々一太郎派で、ワードを使うのは、オートシェイプを使うときだけでしたが、これからは、自由な写真の型抜きでも使えそうです。
(最新版の一太郎をまだ持っていないので、これの比較ができないのが悔しいんですが)


ちなみに、この型抜きした写真は、画像として、例えばペイントなどにも貼り付けて使うことができます。

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2009年6月29日 (月)

管理主事訪問

学校には、時々「訪問」という日があります。
これが、ただの訪問ではありません。訪れるのは、管理主事、指導主事、情報アドバイザー、その他、いろいろなところから、偉い先生がいらっしゃいます。
こういった先生方に来ていただいて、学校の先生が、いろいろ勉強されます。

教員ではない私が特に驚いたのが、管理主事訪問です。
この日、いつもはたくさんの資料や回覧、教材で埋まっている職員室の先生方の机上から、すっかり物がなくなります。どこに行ったのかは謎ですが、この日ほどあちこち「きれい」になることはありません。廊下のすべての掲示板(壁面:へきめん、と言うこともあります)は、色とりどりな季節の折り紙や切り紙と、子どもたちの作品で埋め尽くされ、いつもは昼休みの後に行われる「清掃」が朝になり、特別の日だということがわかります。
管理、というだけあって、この先生は人事権を持っておられるそうで、すべての先生方が緊張されるのも無理はないようです。(主事、という方は、先生が、例えば県や市の教育委員会に入られて、執られる要職だそうです)

自分は教員ではないので、先生方の緊張が伝わりにくくて申し訳ないのですが、子どもたちに関わりたい先生なのに、出張は多いし、やることはたくさんだし、教えることもどんどん増えるし、年に何度かこういう訪問があってそのための準備もあるし、結果的にはすべて子どもたちのためになるはずですが、直結しづらく、本当に先生はたいへんです。

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2009年6月27日 (土)

笑顔

学校には、内務員、と言われる人がいます。用務員、と言うこともあります。かつては、「お小遣いさん」と言っていました。私が小学校の時は、このお小遣いさんは、今のチャイムの役割で、「鐘」を振って授業の始まりや終わりを知らせてくれました。これ以外の仕事については知りませんでしたが、鐘を振ることこそありませんが、内務員さんの仕事は、本当に多岐にわたっています。

いくつもの学校を回っていると、いろんな内務員さんに出会います。何かとお世話をかける人なので、そのお人柄で学校の雰囲気まで変わって見えます。

一つの学校では、たいへん几帳面なのが高じて、ああしてください、こうしてください、と貼り紙だらけになったり、時に仏頂面に見えたりします。
一方、別の学校では、いつもにこやかなな表情で、動きの悪い台車に向かって、「おいで」なんて声をかけていたりの人もいます。

表には出ない、縁の下の力持ちなのですが、お仕事は本当にたいへんで、学校には欠かせない存在です。そんな忙しさにもかかわらず、常に笑顔を絶やさないある学校の内務員さんには、感謝もし、頭が下がります。

つい、あれこれと自分のことばかり考えて愚痴を言いがちで、反省させられます。
情報教育は相手意識だ、今の世の中は、自分さえよければ、という人ばかり増えて、相手(周りの人全部)を考えない、なんて言う資格は、ないかもしれません。

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2009年6月17日 (水)

『はじめましょう』

授業の初めに、当番の子どもが、「これから○時間目の総合の授業を始めます。」「はじめましょう」(一斉に)と号令をかけます。時には、続いて「お願いします」と言うこともあります。

「はじめましょう」と同時にお辞儀をするところと、言い終わってから頭を下げるところとがあって、こちらは戸惑いますが、それよりもっと困るのは、子どもたちの挨拶が、お辞儀で頭を下げたところで終わってしまうことです。一緒にお辞儀をした私が頭を上げると、もう子どもたちはパソコンの方を向いたり、腰をかけていたり、おしゃべりしていたりして、こちらを見ていません。

先生(私のこと)は、厳しいところがあっていい、と言われたことがありましたが、これは、私が挨拶についてケチをつけたことに寄るらしいです。
挨拶は、お辞儀をした頭を上げて、相手の目を見たところまでを言うのだ、と言って、やり直しをさせることです。
『はじめましょう』は、まるでおしゃべりを始めるみたいです。『お願いします』と言って、何をパソコンにお願いするのかな?今日の授業で何するのかは、前(私の方)を見て話を聞かなきゃわからないでしょ。

私が子どもの時は、起立!礼!だけでしたから、初めて『はじめましょう』を見たときは、たいへん違和感を抱きました。今でもまだ感じるのは、これが挨拶ではなく、形式にしか見えないことに寄るのではないかと思います。
パソコン室に入ってくるときにひとり一人が元気よく「お願いします」と言ったり、授業の終わりに(形式的な)「ありがとうございます」の挨拶をした後で、帰り際教室を出るときに改めて「ありがとうございます」と言ってくれるのは、本当の気持ちのこもった挨拶です。

形式も大事なときがありますが、いつでも気持ちのこもった元気のいい挨拶が交わせると、一日が気持ちよく過ごせるのになぁ、と思います。

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2009年6月15日 (月)

授業参観

私は先生ではないので、教室で教科の授業を教えることはありません。でも、これからの「ICT活用」が、「パソコンを使ってみんなで作品作り」から「わかる授業作り」に重点が移っていくことから、授業についても知りたいと思い、時間のあるときには、教室に「参観」に行くようになりました。

行き始めたときは、いやがられたらどうしよう、とか、はずかしいな、とか、何で来た?みたいな顔されたら困るな、なんて思っていましたが、行ってみて、基本的に先生たちは参観されることを喜んでいるみたいだな、と感じます。
まだそんなに見ていないので、参観が自分の仕事(様々なICT活用のお勧め)に結びついてはいませんが、小学校の授業参観などは、遙か昔のことで、とても新鮮で、「おもしろい」です。

考えたら、自分が子どもたちに教えている場は、担任の先生以外に見てもらう人はいません。その先生も、一緒にパソコンを勉強して、「目から鱗」なんておっしゃいますし、先生方がよくなさる「研究授業」も、私の場合には全くありません。
パソコンスキルも、情報教育も、任せていただけるのは嬉しいのですが、自分なりに工夫もして、がんばっていても、自分で考えて、自分でいいと思ってやっているだけで、ときどきこれでいいのか、気になります。
授業の場で直接先生方とお話しして、「評価」的な感触を得ています。

私の授業も、誰か参観に来てくれないかしら。

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2009年6月13日 (土)

パソコン事始め

6月に入り、1年生もパソコンの授業にデビューし始めました。
多くの資料で、1年生では、お絵かき「など」でコンピュータに慣れる、とありますが、私はこれはやりません。手の小さな1年生が、マウスを使ってスムースな線を書くことは、たいへん難しいことです。また、色を選ぶにも、小さな色アイコンを確実にクリックすることも、慣れないと思うようにはできません。
子ども向けのお絵かきソフトによく見られる、「スタンプ」を並べただけでお絵かきとはとうてい言えませんし、数々の「おもしろい効果」(波立たせたり、モザイクをかけたり、指でこすったり、という、絵に加える効果)も、お絵かきではなく「お遊び」になりかねません。

もちろん、1年生にとって、パソコンは一つの楽しい道具ですから、授業も楽しくやりたいです。しかし、授業ですから、遊び時間になってはいけません。

私は、パソコン、って何?から始めます。電気製品として、例えば冷蔵庫とか掃除機などと違い、唯一使い道の決まっていないのがパソコンです。いろんなことができることを知って、使い道を自分で決められるようになるための時間が、パソコンの時間であることを、初めにきちんと説明します。
パソコンがよき相棒になるためには、パソコンと上手にコミュニケーションを取ることが重要です。そのためのマウス操作とキーボード操作、画面にあるパソコンからの情報の読み方と返事の仕方、などが自然に身につくように、順を追って練習していきます。
お絵かきもしますが、だいたいは年度末です。そこまで行かないと、おもちゃではない「絵」は難しいです。
ちなみに、ローマ字入力は、お絵かきより先です。実は、1年生を教えていて、ローマ字入力が一番私も楽しい時間なのです。夏休み明けぐらいですが、今から楽しみにしています。

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2009年6月 9日 (火)

悔し涙

2005年の教室、というのがありました。
すべての教室に、高速インターネットに繋がったパソコン、というものです。行政では、忠実にこれを実現してくれました。さらに、教員ひとり一人に、インターネットに繋がったノートパソコンもあります。グループウェアもあり、メールアドレスももらいました。

使いたくても使うものがない、どうやって整備してもらうのに行政に働きかけたらいいだろう?行政を動かしてお金を出してもらうにはどうしたらいいだろう?というのが、様々なセミナーで、ICT活用を実践されている先生方のテーマとなってきました。すでに、そういう先生方に聞かせたら、垂涎の的になりそうな環境でありながら、なおも行政は次なる環境整備に向かっています。

整備と活用は、食い違ったままです。この頃疲れていることもあってか、今日この話題で話をしていたら、思わず涙が出そうになりました。今ある環境を、何とかして活用しようと、こんなに努力しているのに、むなしさを感じていた矢先です。

教育予算は削減される一方、というのも聞いています。毎年、次の年の勤務はないかもしれない、とここ数年気を揉み続けています。そうこうしているうちに、活用に向けて努力している私なんかは、吹き飛んでしまいそうです。
自分でもびっくりするくらい目頭が熱くなって、本当に悔しくて、無力を感じていることに気づいてしまったことでした。

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2009年6月 8日 (月)

『お疲れ様でした』

私たち講師は、勤務時間終了がおおむね2時45分です。これは、5時間目の終了時間で、授業に関わることが主な勤務内容で、6時間勤務のため、こうなっています。ぴったりこの時間に帰れることはまれですが、担任の先生よりは必ず早く帰ります。

先に帰るときには、「お先に失礼します」と言って職員室を後にします。この挨拶には、「お疲れ様でした」という応答があります。

先日、ALT(Assistant Language Teacher)の一人に、英語でこの挨拶に相当する表現があるかどうか、聞いてみました。
返事は、「ない」でした。

ALT は、イギリス人ですが、アメリカでも同様じゃないでしょうか。
勤務時間が終了したら帰るのが当たり前。残っているのは好き勝手だから、こういう気持ちで交わす挨拶はないのだそうです。
Good bye.
付け足しても、
See you tomorrow.
ぐらい。
日本人は働き過ぎ、と言っていました。

勤務校では、イギリス人の ALT と席が近い学校がいくつかあって、勤務日が合えば、いろいろ話を聞くことができるのが楽しみです。会話は、英語と日本語のチャンポン。先方は、だいたい聞くことができるものの、話し始めると英語が混じります。これはこちらも同様、お互い様で、英語の表現が分からなかったら、日本語でしゃべっちゃいます。
こんなことなら、もうちょっと会話を勉強しておくんだった。

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